ドライブレコーダー(VANTRUE N4)が故障 → 修理に挑戦

ドライブレコーダーが故障しました。モデルは、VANTRUE N4。カメラが前用、後用、車内用、と3個付いた3画面のドライブレコーダーです。取付けてからまだ3年しか経っていないのですが、壊れるのが早いですね。

 

新品と交換することを考えましたが、最新モデルのV5にすると、配線をやり直す必要があります。とりわけ後方カメラの配線を通すのに苦労したので諦めました。それでは配線はそのまま使えるV4の中古か新品に交換、、と思いましたが、中古は直ぐに壊れそうだし、新品はモデル落ちでもまだ4万円弱もします。

そんな訳で、先ずは修理ができないか、挑戦することにしました。ダメで元々。

 (中央に前方カメラ、後方カメラは子機)   (右に室内用カメラ、左が液晶) 

 

不具合症状は、再起動の繰り返しです。電源入ったときのチャイム音が鳴り、オープニング画面が表示されて1秒ほどすると切れてしまいます。暫くすると、また起動を始めます。この繰り返しです。後方カメラのケーブルを外しても同じす。SDカードを抜いても同じです。

 

この不具合症状の原因は、マイコン制御のモデルでは、電源ラインの不具合が多いです。

電源入れたとき、マイコンがギリギリで立ち上がる電圧なのが、モニターやカメラなどの周辺回路が動き出すと電流が多く流れ、電圧降下を起こします。ここでマイコンの動作範囲以下になり一端切れます。一度切れると負荷が軽くなり、電圧ラインは復帰して起動しますが、また切れる、という、この繰り返しですね。

 

ネットで調べたら、マイコンのバックアップとして、角形のリチウム電池、コイン型のリチウム電池、スーパキャパシタ、が使われているようです。モデルによっていろいろあるようです。

モデルN4はボタン型のリチウム電池のようですが、取り合えず分解します。この方法もネットで紹介されているのを参考にしました。

 

 

左側が液晶周りのケースを取り外した写真。ケースはネジを外しても、カシメ構造があるため分解するのに苦労しました。右側がさらに分解して液晶を取り外した写真です。

 

基板の端にコイン型のリチウム電池がありました。これがバックアップ用の電池かと思います。実装のまま電圧を測ると2.5Vでした。やはりマイコンが動作するギリギリの電圧ですね。充電可能な2次電池のようですが、3Vまでフル充電できなくなったみたいです。リチウム電池の種類はMS621FEでした。秋月でも販売されていましたが、さすがにこの形状では100均ではありませんでした。

 

新しいリチウム電池を取付けて、元に戻します。ケースはカシメがあるので、外すのも大変でしたが、元に戻すのも大変でした。

 

組み立てが完了し、電源を入れてみます。無事正常に作動しました。

これで4万円近くの出費をせずに済みました。

                       (正常動作の画面)

 ・右上が後方画面(駐車場の後ろの壁が写っています)

 ・左上が車内画面(撮影しているカメラと手が見えます)

 ・全体が前方画面(前方に駐車している2台の車、画面は切換えできます)

 

このモデルは再起動を繰り返すという不具合は多いようです。N4より前のモデルは、リチウム電池が一番奥にあるため、バラバラに分解しないと交換できないようです。その点、このN4は液晶を外すだけで交換できますので、少しはサービス性が良くなっているようです。

 1,000円以下で復旧できますので、挑戦してみてください。

 

インターネットラジオ/Webラジオを作る+時計(2台目)

 

 1台目のインターネットラジオは、スピーカーが左右外向きになって付いています。そのため、音が拡散するのでBGM用としては最適なインターネットラジオとなっています。ほぼ一日中鳴らしていますが、まれに無音(曲名を取り損なう? 原因不明)になるときがありますが、まあ愛嬌と言うことでそのまま使っています。 

 それでもう少し音楽を聴くためのラジオにできないか、との思いで2台目を製作しました。やはり手軽に聴けるということで、小型でスピーカ一体のラジオです。

 適当なケースがないかと探していたら、ヤフオクで使えそうなスピーカーBOXキットが出品されていました。左右にバスレフ方式のスピーカーBOXがあり、中央が空洞です。ここに電気回路を押し込めばインターネットラジオができあがります。材質は6mm厚のMDFで横幅は300mm。2~3インチのスピーカユニットが取付けられます。今回スピーカユニットは磁石がネオジムの2.5インチの物を使用しました。

 

(上から見たスピーカーBOXの内部)

 スピーカーBOXの組み立ては初めてなので道具の持ち合わせがありありません。取り合えず100均で強めのゴム輪を買って固定してみましたが、やはりしっかりしたクランプが必要でした。出来上がりは、いかにも自作、という、いつものマアマアのできですね。色は艶消しブラックのスプレーで重ね塗装しました。フロントパネルはプリント基板です。

 天板のスピーカーグリルは低域用のウーハーではなくタダの放熱穴です。最初は特に問題なく鳴っていましたが、長時間鳴らしているとWiFIが途切れて音切れが発生しました。何だろうと電気回路を外に出して原因を探していうちに問題なくなります。WiFiモジュールが結構熱くなっていたので放熱器を取付けたら問題なくなりました。密閉構造のため天板に放熱穴を空け、また熱が循環するように底板にも穴を空けています。この対策で中に入れてもWiFiの途切れはなくなりました。

 

 1台目を使用していて、できれば仕様変更したい、と思っていたことがあります。インターネット放送は情報が良く変わります。実際1台目では受信できない放送局や、音が変と思ったらスクランブルが掛かっている放送局があります。この情報を変更するには、その都度ケースを分解して、マイコンに新たな情報に修正したプログラムを書き込まなければいけません。

 なので、受信できる放送局は簡単に変更できる仕様にしたい、ということで、今回は放送局名とURLの情報はSDカードに書き込む方式にしました。

 

 1台目のインターネットラジオは開発者の電気回路とプログラムをそのまま使わせて頂きましたが、SDカード追加となると変更が必要です。まずマイコンのSeed XIAO ESP32S3はポート全部を使用していて空きがありません。マイコンはESP32-S3-WROOMに変更します。このマイコンにはポート(GPIO)数が36もあります。最初は2個のSPI(SDカード用とTFT液晶用)、I2C(DAC用)、エンコーダ、スイッチを各配線がやりやすいように適当にポート割り付けをしました。これがコンパイルエラーを起こし、悪戦苦闘の始まりです。AIのGeminiは、エラーが出るごとに、そのポートは使わない方が良い、とかいろいろ言ってきます。このマイコンの一部ポートは、内部メモリーなどと共用になっているみたいで、使い方に制限があるようです。最終的にはSDカードとTFT液晶のSPIは共用で、各CSを制御する方式にしました。

 SDカードには、放送局名とURLをテキスト形式で書き込んであります。電源入れたときにSDカードからテキストファイルを読み込み、マイコンの内蔵メモリーに書き込みます。

(SDカードに書き込んだ放送局の一部)

 

 (内部の電気回路)

 一番下のジャノ目基板にスイッチング電源があります。出力が3Wx2(E級アンプのPAM8403)なので結構小さな電源で間に合います。その上の緑色のプリント基板にマイコンとDAC基板が載せてあります。アナログアンプ基板はフロントのボリュームに付いています。PCM5120AのDAC基板モジュールとPAM8403のアナログ基板モジュールは中国製です。部品代よりも安く手に入ります。

 

 一応完成し特に問題なく鳴っています。音はと言えば、やはり低域の不足感はありますが、1台目よりは帯域が広いように感じます。ただ、もともと音源はMP3なので、こんな物かと思って聴いています。

(フロントパネル、コミュニティFMを受信中、左下にSDカード)

 

(接続図、CR類は除いています)

 カード型のリモコン送信機が手元にありましたので、リモコン操作ができるようにプログラムに追加しました。フロントパネルの液晶の右隣にある穴がIR受光部です。

 操作できるのはチャンネルとボリュームです。+キーを押すと音量がUpします。ーキーを押すとDownします。チャンネルの変更は数値でダイレクトに指定できるようになりました。例えば、6chを選択するときは、0キーに続いて6キーを押します。1桁目のあと2秒以内に2桁目を指定します。2秒を過ぎると無効となります。また、登録されていないチャンネル番号を選択しても無効になります。リモコンではダイレクト指定が2桁なのでチャンネル数は99までとなりますが、実際はSDカードに100チャンネル以上書き込めば受信できます。左右の早送りキーを押すと、チャンネルが一つずつUp/Downします。

 やはりリモコン操作ができるのは便利ですね。

 SDカードには83局の放送局が書き込まれています。一つ一つ聴いてみたら、結構
音切れするチャンネルがありました。83chの内、9chで音切れしました。内訳はビットレートが192kのチャンネルが5チャンネル、128kのチャンネルが4チャンネル。192kでも音切れしないチャンネルは沢山あります。

 この件は、オリジナルの開発者のコメント欄で話題になっていました。どうも送られてくるデータ量が細い(遅い)ので、いくらバッファーを増やしても対策にならないようです。試しにバッファーを増やしてみましたが症状は同じでした。流れてくるデータ量が少ないので当たり前です。

 Geminiに聴いてもこれといった改善案はないようで、結局音切れする放送局は諦める、と言うことになります。チャンネル情報はSDカードに書き込まれていますので、音切れするチャンネルは削除しました。変更が楽なので助かります。

 

 

時計機能を追加しました。ラジオを聴かないときは置き時計となります。

AFアンプ基板には2連ボリュームの他に、絞り切るとカチッとクリックが入るスイッチがあります。ラジオなどで電源をON/OFFするスイッチ用かと思います。

今回はこのスイッチを利用して、音量ボリュームを絞り切ると時計機能が動作するようにしました。プログラムは、時刻情報を取得するためにNTPサーバーに接続するよう追加しました。

表示は、年月日、曜日、時分となります。時分は見やすいように大きいフォントで表示させています。最初は秒まで表示させていましたが、見ててうるさいのでコロンの点滅に変更しました。

時分のフォントを7セグ風にしてみました。

 

この機能を追加してメモリーがギリギリになりました。音切れという問題もありますが、このインターネットラジオの製作はこれで完成です。

Conclusion C-T100CS を FPGA FMチューナに改造(2台目)

 知人から「「ヤフオクでConlusion C-T100CSを手に入れたので、FPGAFMチューナ に改造してくれ」」と言って送ってきました。2台目の改造になります。

 

 C-T100CSは、正面から見た目は1台目のC-T1CSと同じです。早速中を見てみました。大きく違うのはCSチューナ基板です。また電源部がリザーブ電源となっていてC-T1CSより充実しています。DAC基板は同じですが、DAC周りのコンデンサーがOSコンデンサーに変わっていて、音質対策が更に進んでいます。

 CSチューナ基板は使用しないので取り外します。電源回路を見ると、電源ON/OFFはRコアトランスの2次巻線側をリレーで切っています。この辺は見直しが必要です。

 先ずは電源回路をどうするか、考察中です。

 

 電源のON/OFFはRコアの1次巻き線側を切ることにしました。2次巻き線側のリレーの1個をACアウトレット基板に移動します。

 次ぎにチューナ基板用のリザーブ電源をFPGAチューナ用の5Vに変更します。可変型の3端子レギュレータICでしたので抵抗値を変更して5Vにしました。ただ、もともと12V用なので放熱器が熱くなるかも知れません。ここは実装後に再検討します。

 後は常に通電しているマイコン用の5V電源です。ここは1台目と同じ小型のAC-DCコンバーターにしました。これで電源周りは終わりです。

 注文していましたマイコン用AC-DCコンバーターが届きました。最近は即日配送ではAmazonで、中国配送の場合はAliexpressで購入しています。直接中国から注文する方が断然安いです。(但し不良品の場合返品処理が面倒)

 下が配線が終了した写真です。2台目はヒューマン・データ社のFPGAモジュールを使用たFPGA チューナでした。

 下が2台目のフロント写真。今回は青色のOLEDにしました。

 あとは動作確認ですが、調整箇所はフロントエンドのみですので簡単です。選択度、歪率などの調整箇所がなく、また個体差のバラツキも少なく、これがデジタルFMチューナの良いところです。

 一応問題なく動作し改造完成です。

 

●マイコンの動作仕様

 ・メモリーは8チャンネル(M1~M8)

 ・Menuキーを押すとMenuモードになり、各チャンネルの番号、周波数、出力レベ

  ル、放送局名(16文字)が変更できます。

 ・DownキーとEntterキー同時長押しで、メモリーはクリアされ初期値になります。

 ・リモコンで、電源、UP/DOWN、M1~M8の切換え可能。(Menuモードは本体のみ)

 ・受信レベル表示。39以下は0dBを表示。

 

Conclusion C-T1CS を FPGA FMチューナに改造

 Conclusion C-T1CSは衛星音楽放送・ミュージックバードのCS受信機です。既に放送は停波していますので、CS受信機としては使い道が無く、処分に困っている人がいると思います。

このCS受信機に林さんが開発したFPGA FMチューナユニットを載せ替え、デジタルFMチューナに変身させるとこにします。

 C-T1CSの構成は、主にCSチューナユニット、DACユニット、電源ユニットの3つになります。CSチューナ部をFPGA FMチューナユニットに取り換え、その他はそのまま流用します。問題はFPGA FM チューナを制御するマイコンのソフトです。

 今まで周波数変更はFPGA FMチューナのデップスイッチで操作していましたが、ケースに入れるとマイコンで制御することになります。ただ、ソフト開発の素人には、この位の規模になると、中々ハードルが高くなります。

 前回インターネットラジオのプログラムをコーピーさせてもらい製作しましたが、この開発者はAIを使ってプログラムを作っていることが分りました。今までBASICがベースのBASCOM-AVRというコンパイラーを使って、簡単なプログラムを作って遊んでいました。今回結構大きな規模で、しかもマイナーなBASCOM-AVRではAIは対応できるのかな、と心配しましたが、「大丈夫」との回答が来ました。これで計画が止まっていた改造は実現できそうになってきました。

 現役時代はCS受信機に搭載するマイコンの仕様書を書いて、ソフト会社に開発を依頼する仕事をしていいました。そのため、仕様書書きはお手の物です。早速いつもの仕様書を書いて、ChatGPTとDeminiの2つに聞いてみました。凄いですね。直ぐに一通りのプログラムが出来上がってきました。ただ、コンパイルしたらエラーだらけです。当たり前ですが最初はこんな物です。

 ここから悪戦苦闘が続きます。分ったのは最初から全機能を書いた仕様書にしないこと。全体の流れは言っておいて、機能ごとに分割してやる方が良いようです。バグがあるとAIはそれに集中して他との関係は無視(忘れる?)ようです。同じ箇所のバグを、ああでもない、こうでもない、と改善案だとして出してきます。同時に1案、2案、最後はお奨めの方法など、いろいろ提案してきます。初めに「回答は最適な1個にして」と設定していた方がいいようです。

 ChatGPTとDeminiを使った感じでは、前者は中級者向け、Deminiはどちらかと言えば初心者向け。初心者でも回答、解説などは分りやすいように感じました。また、Arduinoだと製作例などが多数あるので、もっとスムーズに作ることができる気がします。

CATV経由での受信ですので周波数が違っています

 それで、取り合えず受信はできるようになりました。苦労したのは受信レベルの取得。周波数の変更などはマイコンが都合の良いタイミングで送出しますが、受信はそうはいきません。

 受信レベルは39以下になると0を表示します。受信レベルの値はSSGで校正して、±2dBf位(フロントエンドの帯域ゲイン差による)に収まるように調整しました。受信レベルの値はさすがにデジタル処理をしているだけあって、一般のアナログチューナとは違い正確です。

 フロントのOLED(有機EL)には、上行にメモリーチャンネル、周波数、受信レベル、下行に放送局名(16文字可)を表示します。メモリーチャンネルはM1~M8の8チャンネルです。初期値は予め書き込んでいます。DownキーとEnterキーを同時長押しすると、M1~M8は初期値に戻ります。

 Menuキーを長押しするとメニューモードになります。このモードではチャンネル番号、周波数、出力レベル、放送局名が変更、設定できます。FPGAユニットには他にモノ/ステ切換え、Mute切換えなどがありますが、出力レベル以外はまず使わないのでディフォルトのままです。出力レベルは放送局によって音の大きさが変わる(特にNHKが小さい)ので、メモリーチャンネルごとに設定きるようにしました。

 FPGA FM チューナは歪率、セパレーションなど素晴らしい電気特性です。FMチューナとしては最高峰のKenwoodの L-02Tと比べても遙かに良い特性です。ただ、残念なのが、DAC以降のアナログ回路が貧弱で音質的には勝てません。その点、今回の改造で、音質的にも格段に良くなります。オリジナルのC-T1CSは、DACはWM8741を2個使用した左右別々のデュアルモノ仕様で、OSコンデンサーやフイルムコンデンサー、電源回路など音質対策もいろいろされています。

 

 一通り検証して基本的なバグはなくなりました。後はリモコンで操作できれば良いのでAIに頼んでみますが、これも時間管理とタイミングで難儀しそう。

 

 その後AIといろいろやりとりして、リモコンも動くようになりました。

 リモコンユニットは中華製です。カスタムコードとデータコードはこれも中華製のDSO-TC4で調べてみました。TC4はいろいろ測定できるので便利ですね。

 AIには、ビットデータの時間管理にはタイマー0を、また動作は最優先ですので割り込みを使うように指示しました。出来上がってきたプログラムはDeminiの方ができが良かったです。(ChatGPTは作成に2日間の時間をくれ、と要求がありましたが、出来上がってきたプログラムは動作不安)

 リモコン操作でのMenuモードはありません。電源、UP(+)、DOWN(-)、M1~M8の11キーで操作できます。

インターネットラジオ/Webラジオを作る

日本のFM放送をBGMとしてほぼ1日中鳴らしていましたが、パーソナリティの語りが多く、BGMとしては余り適していません。その点、海外のFM放送局は音楽の垂れ流しで、しかもJAZZなど同じジャンルの曲を放送しています。

以前からインターネットを通じてこれらの放送局を聴きたいと思っていましたが、中々BGM用として良い受信機が見つかりませんでした。できれば、アンプやスピーカを別接続せず、それらを内蔵して1台で完結するスタンドアロンのラジオです。

ネットを検索すると、いろいろ受信機の製作記事がありました。この中で条件にぴったりで、しかも自作できそうな次の製作記事がありました。

    → Webラジオ 2号機(9)Ticker表示 | お父にゃんの電子工作

構成は、マイコンはSeed_ESP32-S3、DACはPCM5102A、2.4インチのTFT液晶です。アンプはステレオにするためPAM8043Aに変更しました。D級のデジタルアンプ(3Wx2)です。キャビネットを兼ねたケースはAmazonで販売しているアクリル板を組み合わせた物で、フロントだけプリント基板で作りました。スピーカはダイソーで販売していたのと同じで、口径5cmのスピーカユニットです。

 

ジャノメ基板にマイコンユニットとDACユニットを乗せています。フロントパネルの基板にはTFT液晶、ロータリエンコーダ、ボリューム付のアンプユニットがあります。アンプにはローブスト回路を追加しました。

キャビネット兼用のケースは隙間だらけですので密閉型ではありませんが、それなりの音質で鳴っています。また、左右外向きにスピーカーがあるので、音は拡散されてBGM用としては最適です。

選局数も多く、CNNやBCCのニュース番組も聴くことができます。ほぼ一日中流していますが、残念ながら偶に曲名の取りこぼしでフリーズすることがあります。このときはチャンネルを1度変えて復帰させています。

これは愛嬌!

 

ミュジックバード用チューナ C-T100CSをFMチューナに改造

 

デジタル音楽衛星放送として楽しませてくれたミュージックバードは、2024年2月末で放送を停止してしまいました。今やインターネットから好きな音楽が聴けるし、一方的に配信する放送形式は今の時代には合わなくなっているのかも知れません。

それで困ったのが今まで使用していたC-T100CSです。結構高価でしたので捨てるにも勿体ない気がしますが、実はこのC-T100CSにはFM/AMチューナの機能も搭載していて、簡単な改造でFM放送を聴くことができます。(但し、HiFiチューナのような性能ではありませんが)

今回はFMチューナへの改造をしてみます。

上が内部の様子。

手前のチューナ基板にはアルミのシールド板で覆われています。このチューナ基板を見ると、ほぼデジタルの塊で部品取りに再利用できそうな部品はありません。今回はそのままFMチューナとして使用します。

後ろの基板がDAC基板。Wolfson のWM8741を2個使用したLR独立のデュアルモノです。

左右の小さな基板は電源でリザーブ電源です。トランスも結構大きなRコアを使用しています。

内部を見ると結構まともに音質対策がされています。

 

このC-T100CSを再利用する改造は3通りあります。

 ①DAC基板を使用したDAコンバータにする。

 ②チューナ基板をFPGA FMチューナ基板に変えてデジタルFPGA FMチューナにする。

 ③C-T100CSに搭載してあるFMモードに設定してFMチューナとして使用する。

①と②は改造サービスをしている会社があります。

 

それで今回は簡単な③の改造をします。

(1)FMモードに設定する

前記したとおりC-T100CSにはFM/AMチューナも搭載していますが、AMはノイズが多く使い物になりません。本体ボタンでFMモードに設定します。

MENUボタンからRADIO→FMで簡単に変更できます。

(2)アンテナ入力をFM/AMチューナモジュール側に取り換える

リアパネルのF型コネクターからチューナ基板のCSチューナモジュールに同軸ケーブルで中継されています。今接続されているモジュールの隣にあるモジュールがFM/AMチューナモジュールです。中継用の同軸ケーブルをFM/AMモジュールのF型コネクターに取り換えます。同軸ケーブルが短くてギリギリですが、外側のネジが締まれば問題ありません。

(3)チューナ基板の出力をリアパネルのRCA端子に接続する

FM/AMチューナモジュールの隣にあるRCAピン端子がFM出力です。端子は2つありますが写真のようにモジュール側の端子が出力です。

そこにRCAピンジャックケーブルを接続します。

もう片方はリアパネルのRCAピン端子の変更です。元々あったDAC基板からの線材を取外し、RCAピンケーブルのシールド線をハンダ付けします。この箇所はハンダ作業が必要です。

 

以上で、C-T100CSでFM放送を聴くことができます プラス・マイナスボタンで周波数が可変できます。長押しでスキャンを始めます。83.0MHzの表示は下記のように83_0と表示されます。

 

(4)今後の改良点

ミュジックバードのチューナは電源ボタンでOFFにしても、チューナ基板は受信状態になっています。(実は表示を消しただけ)これは放送電波の中に時々契約情報を配信していたため、常にチューナ側は受信状態にしておく必要があったためです。

今回のFMチューナへの改造後は、特に受信状態にしておく必要はないので、省エネの観点から電源供給を切る方法を考えた方が良いようです。(今のところ良い方法なし)

(5)FMチューナのとしての性能

C-T100CSに搭載されているFM/AMチューナは、アンテナ入力からステレオ出力まで小さなFM/AMモジュール内で処理されています。FM/AMモジュールの中身はシールドされているので確認していませんが、多分今流行のDSP 1個で処理されていると思われます。

分離度を測ってみましたが、余り良くありません。(書きたくないですが20dB位でした。)

感度は悪くありません。アンテナレベルが50dBfでも問題なく聴けます。

ボリュームをVOLUME50の最大にしてもアナログ出力が少し小さい(550mV位、普通は700~1000mV))です。

他の特性も書くほどでないので止めときますが、元々このFM/AMモードはオマケみたいな機能です。

ただ、簡単に改造できBGM的な使用でしたら全く問題ありません。

 

また、既に林さんからFPGA FMチューナ基板を購入し、どのケースにするか悩んでいる方はこのC-T100CS(C-T1CSでも可)は都合の良いケースとなります。

 

【注意】 ミュージックバード用のチューナに搭載されているチューナ基板は、FM/AMモードの有り無しの2種類あります。C-T1CSは古いバージョンなのでFM/AMモードはありません。なので、この③の改造はできませんが、DAC基板はC-T100CSと同じなので、①と②に改造して再利用は可能です。

 

 

6C33C 金田式 ハイブリッドOTLアンプ(その3)

基板が出来上がってきました。ドライブ基板、DC検出制御基板、SP保護リレー基板の3種類です。

昔は生基板にマジックインクでパターンを描き、その後塩化第2鉄液で°銅箔を溶かして作っていました。今は手を汚さず綺麗な基板ができるようになりました。

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一番大きな下の基板がドライブ基板です。このドライブ基板は特別に銅箔を通常の2倍(2oz)にしました。

上の左側の基板は保護回路基板です。DC検出部と制御部を一つの基板にしました。

一番地小さな基板がスピーカ保護用のリレー基板です。

早速組立てに入ります。

 

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やっと全部の部品が揃い組み立て完了です。

半導体以外は再利用ですが、一つ真っ黒に焦げた抵抗がありました。随分電流が流れたようで半導体も壊れているでしょう。右の抵抗は正常です。

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また失敗が一つ。入力段の差動FETのドレイン、ソースの向きを逆にしたため背中同士の配置になってしまいました。写真でご覧のように銅箔テープで貼り付けて熱結合するようしています。基板の裏側には調整用のボリュームを取付けます。ボリュームはシャーシの上から調整ができます。
フィルムコンデンサーはパナソニックのPPSコンデンサー、入力のデカップリングコンデンサーは神栄のPPSコンデンサーを使用しました。
この組立て基板をケースに取付けます。

(つづく)